星野 颯太

私の所属している関西管理部管理会計課は、経理部が存在しない関西地区の経理業務の窓口として機能しています。管理会計は社内の経営者向けの会計となりますが、関西地区で経理業務を行うのは当課のみとなるため、その業務内容は多岐に渡ります。
営業部店の経理業務では、日々の出納業務や月ごとの収支を確認すること、債権管理の一環として月に1回未収金会議を行い、債権の回収漏れがないかどうか確認を行うことも当課の重要な役割となっています。
また当課では関西地区の関係会社の経理業務を請け負っており、こちらは日々の出納業務から税務申告業務まで年間を通した経理業務を全て行っています。中でも四半期ごとの決算業務では決算報告書の作成や経営者への報告なども行うため、会社の中でのお金の流れが見えるような業務内容となっています。

専攻は経済学で、部活は軟式野球部に所属していました。
経済学とは無縁ですが、第二言語で中国語を学習していたことや、一週間ほど中国に研修に行った事がきっかけで中国への興味が膨らみ、大学の交換留学制度を活用し、一年間中国の広州に留学をしました。中国語学習がメインであったため、中国人の友達はあまり出来ませんでしたが、世界各国の留学生と交流することで日本の外を知る貴重な時間になりました。また当時、日本人の海外駐在員で構成された草野球チームに参加し、野球はもちろんのこと、多くの方々から駐在員生活についての話を直に耳にすることができ、海外への興味が一気に膨らんだ学生生活となりました。

上述した留学生活において、日本では当たり前過ぎて気にも留めないことが、実は当たり前ではないと気づかされ、当たり前を提供することの素晴らしさを感じました。海外駐在員の方々からのお話を聞く中で、漠然と自分も海外で人の役に立ちたい。と考えるようになり、日本だけではなく世界の人々に物流という日々の当たり前を提供している国際物流を目指すようになりました。その中でも「（中国を含む）世界各地に拠点がある」ということが日新への入社の決め手となりました。
加えて日新の「人の温かさ」も感じており、就職活動中から親身になって話を聞いてくださったことも入社の決め手となりました。

入社前からアットホームな雰囲気であると感じておりましたが、実際に入社後も変わらず日々そのように感じています。
私の所属している関西管理部も非常に風通しが良く、一人で解決出来ない問題に直面した時には、一緒になって解決策を考えて下さる上司や先輩ばかりですので、非常に有り難く感じています。時には仕事終わりに飲み会のお声がけを頂いたり、休日にはゴルフのお誘いを頂いたりと、職場以外でも良い環境を提供して下さっていると感じています。

入社当初は経理の知識が全くなく、本当に右も左も分からない状況でした。そんなある日、上司よりこんなお話を頂きました。
一つ一つの数字には必ず意味があり、その意味のある数字が積み重なって最終的に会社としての数字になる。従って、どんな大きな数字でもそれらを紐解いていけば、必ず一つ一つが意味を持つ数字に辿り着くことが出来る。といった趣旨のお話でした。
当時の私には正直あまり理解が出来ていませんでしたが、日々の業務を経験していく中で、なぜこのような数字になっているのかといった原因を突き止めることや、どのようにすれば目標の数字に到達することが出来るのか、といった方法を模索し解決出来た時には、その言葉の意味が分かってきたと感じると同時に、自分も少しは成長出来ているのかなと感じています。

海外で人の役に立ちたいという目標を持って入社したため、その目標を実現したいです。そのために必要なことはまだまだ山のようにあると感じていますので、当面の目標としては日々の業務の精度を上げられるよう取り組むことです。そうすることで、人に頼るばかりではなく、人から頼られる人間になることが出来ればと考えています。今は物流業務に直接携わる部署ではないことや、海外との関係性も薄いため難しいかもしれませんが、今後様々な業務を経験し、ここぞという時に海外に飛び込めるよう、準備しておきたいと考えています。

様々な企業から直接話を聞き情報を入手することが出来るのは就活生の特権です。積極的に足を運んでぜひその企業の生の声を聞いて欲しいと思います。そしていつか自分を振り返った時に、今の自分の活動や決断に感謝出来るよう取り組んで欲しいと思います。その結果として皆さんと日新でご一緒することが出来れば幸いです。応援しています！