大木 凜香

情報システム部と聞いて、実際どのようなことをしているのかあまりイメージが沸かない人が多いのではないでしょうか。現在の物流において、システムとは物流業務の最適化・効率化を図る上で欠かせないものとなっております。私たちの仕事は、そういったシステムの設計や開発、保持を行うことです。またその舞台は社内から社外、海外と広範囲に渡ります。その他にもパソコン・プリンタ等の機器の管理、顧客へのシステム提案といったことを行っております。システム部と聞くとデスクワークをイメージすると思いますが、システム提案や導入時のユーザーへの操作説明の際、客先や現場に出向くことも少なくありません。そしてなにより、システムの設計から、開発、導入、保守まで行うというのは当社システム部ならではであり、自分で一から作り上げたものがリリースされ、実際に活用されている現場を見るととても達成感を感じます。

私は大学在学中に初めて落語を聞いてから落語の魅力にハマり、落語研究会に入部しておりました。有難いことに、地域のイベントや老人ホームで機会をいただき、僭越ながらも披露させていただいた事もあります。しかし元々人前で話すのは得意では無く、一体どうやったら上達するのかと日々悩んでいました。そんな時、同じ落語研究会の先輩が「とにかく人前で演じて、沢山失敗する事こそが上達の道だ」と教えて下さいました。この言葉は社会人になった今でも大切にしている言葉です。失敗すると、今度は同じ失敗を繰り返さない為にもなぜ失敗してしまったのか、どうすれば改善できるのか、自分を見つめ直し今までよりも成長するチャンスを得ることができます。私は落語を通じて、失敗を恐れず挑戦することの大切さ、そしてその失敗を内省することより経験や成長につながるといったことを学びました。結局落語の腕前はあまり上達しませんでしたが、落語のおかげで人前で話す度胸はついたと思います。

大学では国際系の勉強をしていたこともあり、将来は海外と関わりがある仕事に就きたいと考えておりました。就職活動を進めていくうちに、世界中どこにおいても我々の生活の基盤とも言える物流業界に興味を持つようになりました。その中でもなぜ日新を選んだのかというと、当初は海外拠点を多く持っているところに惹かれておりましたが、説明会や面接の際に、先輩社員から感じた温かい“人柄”、また選考中に感じた居心地の良さが最大の決め手です。入社した今でもその印象は変わらず、改めてこの会社に入って良かったと日々感じております。

周りの方がフレンドリーに接してくださるので、自然体でコミュニケーションが取れる職場だと思います。困ったことがあれば上司や先輩に相談しやすい環境ですし、分からないことも丁寧に指導してもらえ、一人ひとりを大切にしていると感じます。非常に温かい職場です。

入社するまで0だったシステム開発に関するプログラミング知識を身に着けたことはもちろん、常に相手の立場に立って考えることを意識するようになりました。入社当初、初めてシステム開発を任されるようになった時は右も左も分からず、とにかく目の前のことをこなすのに必死でした。しかし業務を遂行する中で、ただ開発するのではなく、使用するユーザーにとって使いやすいシステムでなければ意味がないことに気が付きました。ただ「ユーザーのために」仕事をするのではなく、「ユーザーの立場になって考える」という重要性を見出すことで、少しは成長できたのかなと思います。

日々の業務を通じ、物流やシステムの知識を増やす機会もありますが、それでもまだまだ足りないと感じております。もっと知識を増やすためにも自ら進んで勉強し、そして様々な経験を積んで、自分の持っている知識と経験を組み合わせてよりユーザーに満足していただける提案ができるように精進していきたいです。