福永 紗季

現在所属している食品物流営業部では、主に食品の海上輸出入を扱っており、私は海外から船や飛行機で運ばれてくる食品原料をお客様の工場へ納品するまでの一連の業務を担当しております。具体的には、港から倉庫へのコンテナ輸送、倉庫への入庫作業、通関書類の作成や、お客様の工場への輸送手配などのスケジュールを立て、ご希望の日に合わせて間に合うようコーディネートし、関係者の方への依頼をメールや電話等で行っております。

急ぎの輸入案件で、お客様の工場への納品を無事に滞りなくやり遂げられた時です。海上輸入の場合、船を急がせることはできないですし、天候にも左右されます。また通関は税関職員の方が審査されますので、審査にどの程度時間がかかるか当日になってみないと分かりません。私たちはその限られた過程の中で最大限の努力を尽くします。それには運送、倉庫、通関担当者との綿密なスケジュール調整と、多くの人の協力が必要不可欠です。何か1つでも欠けてしまうと物流がストップしてしまうので、無事予定通りに商品をお届けでき、お客様から感謝の言葉を頂いた時は大変達成感があります。

営業部門では、私たち自身が実際に商品を輸送したり、倉庫へ入庫作業したり、通関を切ったりする事は無く、たくさんの方々の手を借りてサービス提供が成り立っております。1つでも依頼が漏れてしまったり、依頼事項に誤りがあったりすると物流がストップしてしまいます。誤りが無いように手配することはもちろんですが、各担当者とコミュニケーションを取り、誤解を生みやすいような表現は避け、的確な言い回しで伝えるように心掛けています。また、物流は形の有るものを売るお仕事では無いので、ご依頼いただいた目の前の業務だけでなく、年々変わる通関事情や天候による影響、大型連休の混雑予想など、物流の専門的なことから世の中の情報まで、多方面にアンテナを張ってお客様にとって有益な情報を前広にご提供できるようなサービスを心掛けています。

日頃目にしている商品に自分も携われていることが大変嬉しく思いますし、物流の仕事の魅力だと感じています。物流のお仕事をするまで、お店に商品が並ぶまでどういう過程を経ているのか考えたことが無かったのですが、仕事を通して、日本は世界中の国から物が輸入され、様々な業種の方に支えられていることや、店頭に商品が並ぶまでには色んな苦労があることを知りました。自分が携わった商品をプライベートで見かけると、とてもやりがいを感じます。

和気あいあいとした雰囲気なところです！仕事で分からないことや、困ったことがあったら先輩や上職の方に相談できる環境のため、自分一人では解決できないような案件があったら、経験豊富な先輩方に相談にのっていただいています。また同期が多く横のつながりが強いことも、当社に入社して良かったところです。入社当初は慣れない社会人生活や仕事の失敗で落ち込むこともありました。ランチや飲み会をして息抜きをしたり、休みの日はキャンプやスノボーに行って絆を深めたり、助け合える仲間がいる事で心の支えになっています。

当社は国際総合物流会社で海上・航空の輸入、輸出など色んな物流サービスがあり、また取り扱っているものも食品、自動車、洋服、プラント…と、多岐に渡ります。私は入社してから今まで食品を扱っていたので、他の商品に携わり幅広い物流の知識を学び、成長していきたいと思っています。また入社の決め手でもあったのですが、産休・育休を取得し職場復帰されて活躍されている女性の先輩方が多くいらっしゃるので、将来自分自身も家庭と仕事の両立をできればと思っています。

私自身の就職活動を振り返ってみると、始めた頃は将来何をやりたいのか、どんな仕事が自分に向いているのか・・・働く自分の姿を全く想像できず、就職活動も何から始めたらよいか分かりませんでした。そこで、『よく知らない業界の話を聞こう！』と多種多様な企業に足を運び、その中で出会ったのが物流業界です。就職活動は人生でまたとない色々な会社を知る機会になるので、自分自身にマッチした会社と出会えるよう、悔いの無いように頑張ってくださいね！