Our History

1938年の創業以来、日新グループは、激動の時代の中で社会が必要とする新たな物流サービスの創出に挑戦してきました。陸・海・空輸送、倉庫・旅行業へと事業を拡大し、いち早く国際複合一貫輸送を実現するなど、着実に進化を遂げてきました。道なき道を切り拓き、世界中の人々に感動を届けてきた――そんな当社の歩みの中で大きなマイルストーンとなった3つのエポックをご紹介します。

昭和22年頃の横浜本店

国交正常化前の中国から展示会業務を受注。
日中のビジネスの活性化に貢献。

当社は、1955年、中国が初めて東京・大阪で開催した国際商品展示会の輸送・設置業務を受注するなど、1972年の日中国交正常化以前から中国物流事業に注力してきました。その後も日中間初の海上コンテナ輸送開始(1973)、北京事務所(1981)、上海事務所(1987)の開設など、日中物流のパイオニアとして事業体制の強化を進め、両国間のビジネスの活性化に貢献してきました。

2005年には、中国最大手の物流会社であるシノトランス(中外運長航集団有限公司)社と合弁企業を設立。当社の既存の中国ネットワークと、シノトランス社の国内3000拠点を超える物流ネットワークを活用した極めて効率的なグローバル物流のSCM構築を進めています。

2008年の北京オリンピックでは放送用機材関連の一環輸送を担当、2009年の上海万博でも日本産業館、大阪館の展示品輸送業務を行うなど、国際的なビッグイベントにおいても重要な輸送業務を担ってきました。

日本国際貿易促進協会提供

日本初の国際複合一貫輸送で日本と欧州、中南米を結び、
高度成長期の日本製品の世界進出を支援。

当社が、グローバル物流企業として確固たる地位を築くきっかけとなったのは、1960年代に「シベリア・ランドブリッジ」や「シー・アンド・エア」といった国際複合一貫輸送を事業化したことです。

シベリア・ランドブリッジは、シベリア鉄道と船舶、トラックなど複数の輸送手段を組み合わせて、より短期間・低コストで日本・アジアと欧州を結ぶ国際輸送サービスです。当社は、1965年、業界に先駆けてシベリア鉄道を利用したフィンランド向けオーク材の輸送を実現したのを皮切りに、シベリア・ランドブリッジ輸送事業を積極的に拡大。とくに欧州の最終仕向地までトラック輸送する「トラコンス」ルートは、当社が独自に構築したルートであり、家電・自動車部品、化学品といった当時の輸出産業にとって欠かせないドア・ツー・ドアサービスへと発展しました。

一方、1968年、当時乗り入れのなかったエア・カナダと提携し、日本と欧州及び中南米間のシー・アンド・エア事業をスタートしたのをはじめ、1980年代にはウラジオストック経由で日本と欧州とを往復するシー・アンド・エア事業を展開。自動車をはじめさまざまな産業の物流を支えてきました。

Russian Railways提供

米国現地法人の設立以降、海外拠点の拡充を加速、
真の国際物流企業としての礎を築く。

1970年代、日本企業の活発な海外進出に対応すべく、当社は海外各地でのサービス体制強化に注力しました。1973年12月に当社初の海外現地法人である「米国日新」を設立したのをはじめ、シンガポール駐在員事務所、北京駐在員事務所の開設(1981)、ロンドン支店を発展的に解消させた現地法人「英国日新」の発足(1984)、カナダ現地法人「カナダ日新」の設立(1985)など、海外拠点展開を大きく加速させました。

その後もドイツ、タイ、フランスでの現地法人設立や、中国合弁会社設立、海外中核都市への支店・事務所開設など、海外拠点のさらなる拡充を図り、現在では日本国内に加え、海外24カ国と地域、36拠点を網羅する「日新グローバルネットワーク」を構築しています。当社では、これからも人々に感動と笑顔をお届けするために、世界を舞台に最高品質の物流サービスを追求し続けます。

ロンドン支店開設当時のスタッフ(上) / 上海の合弁会社設立の記念パーティ(下)
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